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避難所でテントは禁止なのか
「避難所でテントは禁止なのか」と不安に感じる方は少なくありません。
結論から言うと、避難所でテントが一律に禁止されているとは限らず、自治体や施設ごとの運営方針、その場の混雑状況によって判断が分かれます。
そのため、避難所へ行く前に「テントは絶対に使える」「持ち込めば安心」と決めつけるのは危険です。
実際の避難所では、体育館や公民館のような共有空間に多くの避難者が集まります。
そのため、個人用テントを広げると、通路をふさいでしまう、周囲の避難スペースを圧迫する、運営側が全体を見渡しにくくなるといった問題が起こることがあります。
このような理由から、避難所によってはテントの設営を認めない場合があります。
一方で、すべての避難所が個人用テントに否定的というわけでもありません。
とくに、プライバシーの確保、精神的な負担の軽減、家族単位での空間づくりという点では、テントに近い役割を求める声が出やすいです。
避難所での生活は自分だけの快適さを優先する場ではなく、多くの人が安全に過ごすための共同空間です。
その前提を押さえたうえで、使えるなら役立つ備えとしてテントを考えるという姿勢が、もっとも現実的だといえるでしょう。
避難所で使いやすいテントの条件
避難所で使いやすいテントを考えるときは、限られたスペースで使いやすいこと、まわりの避難者に負担をかけにくいこと、すぐに設営と撤収ができることを優先することが大切です。
ここでは、避難所で使いやすいテントの条件として、サイズや重さ、設営のしやすさ、目隠し性能の3つに分けて見ていきます。
小型で軽いテントが向いている
避難所で使いやすいテントの条件として、まず重視したいのが小型であることと軽いことです。
避難所へ移動するときは、飲料水、非常食、着替え、衛生用品、モバイルバッテリーなど、持ち出す物が多くなります。
その状態で重いテントまで持ち運ぶと、移動そのものが負担になりやすく、避難の初動が遅れるおそれがあります。
そのため、避難所へ持ち込むテントは、必要以上に大きくないこと、片手でも持ちやすい重さであること、収納時にコンパクトになることが大事です。
とくに、家族全員がゆったり過ごせる大型テントは魅力的に見えますが、避難所ではその広さが逆に問題になることがあります。
共有スペースの中で大きな面積を使うと、ほかの避難者の場所を圧迫しやすくなり、通路や動線の確保もしにくくなります。
避難所によっては、1人あたりに使えるスペースの目安が決まっていることもあるため、テントが大きすぎると設営を断られる可能性もあります。
こうした点を考えると、避難所に向いているのは、ソロ用や2人用を中心にした小型テントです。
必要な分だけの空間を確保しやすく、圧迫感も出にくいため、周囲とのバランスを取りやすくなります。
また、軽量なテントは、災害時だけでなく普段の防災備蓄としても扱いやすい点が魅力です。
押し入れや玄関収納にしまいやすく、取り出しも簡単なので、いざという時に持ち出しやすくなります。
避難所でテントを使うなら、居住性だけを見て選ぶのではなく、避難時に持てる重さか、狭い空間でも広げやすい大きさか、撤収まで無理なく行えるかまで考えることが大切です。
ワンタッチで設営できると使いやすい
避難所で使うテントは、短時間で設営できることも重要な条件です。
災害時は心身ともに疲れていることが多く、落ち着いて説明書を読みながら組み立てる余裕がない場面も少なくありません。
暗い時間帯に避難した場合や、小さな子どもを連れている場合、高齢の家族と一緒に移動している場合は、設営に時間がかかるだけで大きな負担になります。
そのため、避難所で使いやすいのは、広げるだけで形になるワンタッチ型や、すばやく立ち上がるポップアップ型のような、操作が単純なテントです。
フレームを何本も通したり、パーツの向きを細かく確認したりする必要があるテントは、避難所では使いにくい傾向があります。
設営に手間がかかると、周囲の人の移動をさまたげたり、共有スペースを長く占有したりしやすくなるためです。
さらに、撤収が簡単かどうかも見落とせません。
避難所では、運営の指示で場所を移動することや、状況の変化に応じて一度片づけることがあります。
そのたびに大がかりな作業が必要だと、使う側にも大きな負担がかかります。
だからこそ、設営が簡単なことだけでなく、たたみやすいこと、移動しやすいことまで含めて確認することが大切です。
フルクローズできると安心しやすい
避難所でテントを使う目的を考えると、フルクローズできるかどうかも大切なポイントです。
なぜなら、避難所でテントを使いたいと考える人の多くは、視線を遮りたい、着替えや授乳の場を確保したい、少しでも落ち着ける空間がほしいと考えているからです。
避難生活では、音や人の気配が多く、常にだれかの視線を感じやすい状態が続きます。
そのような環境では、数分でもひと目を避けられる空間があるだけで、安心感が生まれやすくなります。
ただし、完全に閉め切れるからといって、常に密閉状態で使うのが良いわけではありません。
避難所では換気も大切なので、使う時は開閉のしやすさや通気性もあわせて確認したいところです。
たとえば、必要な時は閉じられて、普段は一部を開けて風を通せるタイプなら、使い勝手が良くなります。
避難所でのテント選びでは、視線をどこまで防げるか、開閉がしやすいか、中にいて圧迫感が少ないかが重要です。
プライバシーを守るためのテントを考えるなら、フルクローズできるかどうかは、快適性ではなく必要性に近い条件といえます。
避難所生活で優先したい防災用品
まず優先したいのは、飲料水と非常食です。
避難所に支援物資が届くまでには時間差が出ることがあり、到着してすぐに十分な量を受け取れるとは限りません。
そのため、最低でも数日分の飲料水と、火を使わずに食べられる非常食、さらに家族の人数に合わせた量を家で備えておくことが大切です。
次に優先したいのは、携帯トイレです。
大きな災害のあとには、断水や下水の不具合で、避難所のトイレがすぐに使えなくなることがあります。
そうした場面では、食料より先に困るのが排せつとも言われており、携帯トイレの有無が心身の負担を大きく左右します。
照明も優先度が高い防災用品です。
停電した避難所や夜の移動では、足元が見えにくくなり、転倒や接触の危険が高まります。
そのため、懐中電灯だけでなく、両手を使いやすいヘッドライトや、広い範囲を照らせるLEDランタン、予備の電池も一緒に備えると便利です。
衛生用品も忘れずにそろえたい物です。
避難所では人が集まるため、感染症対策や体調管理の重要性が高まります。
マスク、除菌シート、アルコール、ティッシュ、ウェットシート、歯みがき用品、タオルなどは、毎日使う回数が多く、不足すると不快感が強くなり、健康状態にも影響しやすい用品です。
また、女性用品や乳児用品、介護用品は、家庭ごとに必要な内容が大きく変わります。
寒さや床の固さへの対策も、避難所生活では見落とせません。
体育館や公共施設の床は冷えやすく、薄い毛布だけでは体が休まりにくいことがあります。
そのため、レジャーシート、アルミシート、クッションマット、ひざ掛け、簡易毛布など、床の冷たさをやわらげる物、体温を保ちやすい物、小さくたためる物を備えておくと役立ちます。
スマートフォン関連の備えも、今では欠かせません。
家族との連絡、災害情報の確認、自治体からの案内、地図の確認など、スマートフォンは避難所生活で重要な情報源になります。
そのため、モバイルバッテリー、充電ケーブル、コンセントが使えない場面を想定した予備電源を準備しておくと、情報不足による不安を減らしやすくなります。
避難所でのおすすめテント
避難所での生活では、まわりに多くの人がいる中で過ごすことになるため、心と体の負担が想像以上に大きくなります。
そのため、避難所で使いやすいテントを事前に考えておくことは、防災対策のひとつとしてとても大切です。
これからご紹介するテントは、避難所でも使用しやすいものを厳選しておりますので、ぜひ備えの参考にしてください。
らくらくシェルターテント
19,800円(税込)~
2.1m×2.1m×H1.8m ~ 2.1m×2.1m×H2.1m
収納バッグから出して広げるだけで設営できる、防災向けのシェルターテントです。
避難所でも使いやすい、簡単設営とプライベート空間の確保を両立。
女性1人でも持ち運びしやすい軽快さで、屋根と入口にはポリエステル生地とメッシュ生地が付いており、目隠し・換気・採光を状況に応じて使い分けられます。
さらに、フロアシート付きなので床面をそのまま使わずに済み、体育館や公民館などの避難所でも過ごしやすさを高めやすい仕様です。
らくらくシェルターテントDX
41,800円(税込)~ 79,200円(税込)
DX-S:2.2m×2.05m×H2.1m / DX-W:2.2m×4.05m×H2.1m
バッグから取り出して広げるだけで設営しやすい、防災向けのワンタッチテントです。
屋内外兼用で使いやすく、避難時のプライベート空間をすばやく確保しやすいモデルです。
入口はフルオープン、ポリエステル生地、メッシュ生地の3パターンで使い分けでき、着替えや休息時の目隠しと換気のしやすさを両立しやすい点が特長です。
また、採光窓、通気口、吊り下げベルト、取り外し可能なフロアシートも付いており、避難所や体育館、公民館などでも使いやすい仕様です。
テントの備えは平時から考えておきましょう
避難所でのテント使用は一律で禁止ではありませんが、自治体や施設ごとのルール確認が欠かせません。
そのうえで、小型・軽量、設営しやすい、プライバシーを守りやすいテントを選んでおくと、非常時の負担を減らしやすくなります。
防災用品とあわせて備えを見直すなら、テントマーケットのサイトで避難所でも使いやすい製品をチェックしておくのがおすすめです。
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