
目次
- 1 テントのカビ取りの結論
- 2 テントにカビが生える条件と放置するリスク
- 3 カビが生える原因は水分
- 4 テントは何日でカビが生えるのか
- 5 カビを放置するとどうなるか
- 6 カビ取りを始める前に確認すること
- 7 テントのカビ取りに用意するもの
- 8 テントのカビ取りの手順
- 9 STEP1 天幕を広げてカビの場所を確認する
- 10 STEP2 薄めた中性洗剤でカビを拭き取る
- 11 STEP3 濡れタオルで拭き仕上げをする
- 12 STEP4 日陰でよく乾かす
- 13 STEP5 乾いたあとの状態を確認する
- 14 カビ取りでやってはいけないこと
- 15 カビが落ちないときの対処
- 16 天幕だけを交換する
- 17 パイプ(フレーム)の状態も確認する
- 18 カビではなく生地の劣化かもしれないとき
- 19 テントごと買い替える
- 20 次にカビさせないための保管とお手入れ
- 21 テントのカビ取りに関するよくある質問
- 22 ハイター(塩素系)やカビキラーは使えますか?
- 23 消毒用アルコールでカビを除菌してもいいですか?
- 24 オキシクリーンや重曹は使えますか?
- 25 洗ったあとに雨をはじかなくなったときはどうすればいいですか?
- 26 カビが生えたテントをそのまま使っても大丈夫ですか?
- 27 まとめ
- 28 参考にした資料
しまっていたテントを広げたら、天幕に黒や白のカビが生えていた。そんなときに知りたいのは、自分で落とせるのかどうかと、どの洗剤なら生地を傷めないのかではないでしょうか。
この記事では、イベントテントを販売しているテントマーケットが、テントのカビ取りの手順と使ってはいけないものをまとめました。カビが落ちないときの選択肢と、次にカビを生やさないための保管の考え方も紹介します。
テントのカビ取りの結論
先に結論を3点にまとめます。
- 軽いカビは、薄めた中性洗剤で拭き取り、洗剤を拭き上げて日陰で乾かすのが基本です
- 使える洗剤は中性洗剤だけです。塩素系やアルカリ性の洗剤、シンナーやアルコール類は天幕を傷める原因になります
- 拭いても落ちないカビは完全に落とすのが難しいため、天幕の交換を検討します
テントにカビが生える条件と放置するリスク
カビが生える原因と、放置したときのリスクをまとめます。
カビが生える原因は水分
カビが生える原因は水分です。雨の日に使ったあと、十分に乾かさずに畳むと、カビが生えます。
雨に濡れたまま畳んだ天幕や、湿気のこもる倉庫にしまった天幕は、水分が残りやすい状態です。梅雨の時期や芝生の上で使ったときは、晴れた日でも湿気の影響で天幕に水分が含まれることがあります。
テントは何日でカビが生えるのか
実際に何日でカビが生えるかは、気温や湿度、汚れの有無で変わるため断言できません。
テントが濡れたら、あまり時間をおかず、晴れた日にもう一度設置して、天幕だけでなくパイプも一緒に乾かすとよいでしょう。濡れた天幕は、できるだけ早く広げて乾かしておくと安心です。
カビを放置するとどうなるか
雨に濡れた天幕や洗ったあとの天幕を湿ったままにしておくと、カビが生えるだけでなく、撥水やUVカットの効果が落ちたり生地が傷んだりします。カビが生えた生地は強度も下がり、穴が開いたり破れやすくなります。
また、カビはアレルギーの原因になることがあるとされています。カビが広がった天幕をそのまま使い続けるのは避けてください。
カビ取りを始める前に確認すること
洗い方を間違えると、カビが落ちる前に天幕の加工を傷めてしまいます。作業の前に、取扱説明書やラベルに洗い方の指定がないかを確認してください。
防炎の天幕には、日本防炎協会が認定する「防炎製品」があります。同協会のよくある質問では、イベント時の天幕テントが認定の対象に含まれています。防炎製品の認定を受けた天幕は、ラベルの注意書きや購入した店、メーカーの案内も先に確かめてください。
洗剤はいきなり全体に使わず、目立たない部分で試してから使います。
テントのカビ取りに用意するもの
拭き取りに使うものは、次のとおりです。
- 中性洗剤
- バケツ
- 柔らかい布
- 拭き仕上げ用の濡れタオル
- 水分を拭き取る乾いたタオル
- ブルーシート
ブルーシートは、土や芝生の上を避けて作業するために地面に敷きます。
テントのカビ取りの手順
基本的な汚れの落とし方です。
STEP1 天幕を広げてカビの場所を確認する
まず天幕の全面が見えるようにテントを設営します。組立式であれば、屋根のパイプを組んで天幕をかぶせると、カビの場所を見つけやすく拭き取りの作業もしやすくなります。地面は土や芝生を避け、ブルーシートを敷いて作業してください。天幕は表と裏の両方を確認します。
STEP2 薄めた中性洗剤でカビを拭き取る
中性洗剤を水で薄めて布に含ませ、カビと汚れを拭き取ります。強くこすらず、布を押し当てるように拭いてください。強くこすると、天幕の表面の加工を傷めることがありますので、柔らかい布でやさしく洗いましょう。
STEP3 濡れタオルで拭き仕上げをする
洗剤を拭き取るために、濡れタオルなどで拭き仕上げをします。
STEP4 日陰でよく乾かす
乾いた布で水分を拭き取ってから、風通しのよい日陰で裏表ともによく乾かします。日なたで乾かす場合も、直射日光に長く当てるとテントの劣化につながるため、乾いたら早めに取り込んでください。天幕どうしが重ならないように広げるのがコツです。
組立式なら、屋根のパイプにかぶせたまま乾かすと、重なりなく裏表を乾かせます。
STEP5 乾いたあとの状態を確認する
乾いたら、カビ跡やにおいが残っていないかを見ます。あわせて破れや加工のはがれ、パイプの錆・破損がないかも確認してください。
経年劣化で雨に弱くなっている場合は、市販の防水スプレーや目止め液を使います。定期的に塗ると長持ちします。ただし生地によってはスプレーが合わないことがあるので、使う前に隅の目立たない部分で確かめてください。
カビ取りでやってはいけないこと
天幕の加工や素材を傷めないよう、次のことは避けてください。
- 塩素系やアルカリ性の洗剤を使う(表面の加工がはがれたり、天幕を傷つけたりする恐れがあります)
- シンナーや、消毒用エタノールなどのアルコール類を使う(素材を傷める原因の一つになります)
- 強くこする
- 濡れたまま、または乾ききらないうちに畳む
- 直射日光に長時間当てて乾かす
カビが落ちないときの対処
天幕にカビが生えると完全に落とすのは難しいため、拭き取りのあとも黒ずみやにおいが残るときや、生地が弱っているときは、天幕を交換するタイミングです。
天幕だけを交換する
フレームが使える状態なら、天幕だけを付け替える方法があります。当店では、屋根のみ、パイプのみのご注文を承っています。ただし、メーカーによってはお取り扱いできない場合や、サイズ表記が同じでも天幕が合わない場合があります。お手持ちのテントのメーカーや種類を、わかる範囲で教えてください。写真を添えていただくと、確認が早く進みます。
商品ページに掲載している天幕のみの価格は、パワーパイプテント エステル帆布白が24,530円(税込)から、かんたんてんと3の通常色が29,645円(税込)から、ミスタークイックが26,950円(税込)からです。そのほかのテントの天幕のみは天幕のみの一覧をご覧ください。
パイプ(フレーム)の状態も確認する
雨の日に使ったあと十分に乾かないうちにしまったり、湿度の高い場所に長い間しまっておいたりすると、フレームに錆が、天幕にカビが出ることがあります。また錆びた部分は強度が大きく落ちるため、カビが出たテントは、フレームの状態もあわせて確認してください。
パイプのみの購入もできます。パワーパイプテントのパイプのみは60,940円(税込)からです。そのほかのテントはフレームのみの一覧から探せます。
カビではなく生地の劣化かもしれないとき
べたつきやはがれ、においが出ているときは、カビではなくコーティングの劣化(加水分解)が原因のこともあります。症状と買い替え時は、当店のブログ「テントの寿命は何年?こんな風になったら買い替え時」で紹介しています。
テントごと買い替える
テント本体の買い替えをご検討の場合は、簡単ワンタッチテントと組立式テントの一覧をご覧ください。
次にカビさせないための保管とお手入れ
カビを防ぐ基本は、汚れを落とし、天幕を完全に乾かし、湿気の少ない場所に保管することです。
使い終わったら、天幕とパイプの汚れを落とし、天気のよい日に乾かしてから収納します。保管場所は、高温多湿と直射日光を避けた風通しのよいところにして、湿気が気になるときは乾燥剤や湿気取りを使います。
長く保管するときは、月に1回ほど天幕を広げて風を通します。文字入れをした天幕は、畳んだままだと色が移ったり天幕どうしがくっついたりすることがあるため、定期的に広げてください。
手順の詳細は、イベントテントの乾かし方、テントの保管方法、テントのメンテナンス方法まとめでも紹介しています。
テントのカビ取りに関するよくある質問
カビ取りについて、よくある質問にお答えします。
ハイター(塩素系)やカビキラーは使えますか?
使わないでください。塩素系やアルカリ性の洗剤は、表面の加工がはがれたり天幕を傷つけたりする恐れがあります。
消毒用アルコールでカビを除菌してもいいですか?
使わないでください。アルコール類は、シンナーと同じく素材を傷める原因の一つになります。拭き取りは、薄めた中性洗剤と濡れタオルで行います。
オキシクリーンや重曹は使えますか?
使わないでください。使える洗剤は中性洗剤だけです。オキシクリーンなどの粉末の酸素系漂白剤や重曹は、一般に弱アルカリ性で、中性ではありません。
洗ったあとに雨をはじかなくなったときはどうすればいいですか?
経年劣化で雨に弱くなったときは、市販の防水スプレーや目止め液を使います。撥水が弱くなる原因は、当店のブログ「イベントテントの撥水性について。復活させる方法は?」でも紹介しています。
カビが生えたテントをそのまま使っても大丈夫ですか?
黒カビ・白カビなど色にかかわらず、カビは生地の強度を損ないます。アレルギーの原因になることもあるとされています。拭き取りで落ちないカビが残っている天幕は、交換を検討してください。
まとめ
テントのカビ取りの基本は、薄めた中性洗剤で拭き取り、濡れタオルで拭き仕上げをして、日陰でよく乾かすことです。洗剤は中性洗剤だけを使い、拭いても落ちないカビは無理にこすらず天幕の交換を考えます。
フレームが使えるなら天幕のみ、フレームも傷んでいるならパイプのみやテント全体の買い替えが選べます。天幕のみ・パイプのみの購入や、どのテントが合うかのご相談は、お電話(0120-946-906、受付9:00〜17:00 土日祝休)、メール、LINEで承っています。無料お見積もりもご利用ください。
参考にした資料
この記事は、当店のよくあるご質問とブログ、日本防炎協会の案内をもとにしています。































